学生時代はデザインを専攻。その中でデザインを考えるよりも、答えがありそれを探す方が自分に向いていると思うように。今は、デザイナーが作ったデータを印刷用データに変換する仕事をしています。次工程は印刷で、印刷前の最終チェックの役割も担っています。
仕事をする中で大事にしていることは、ほうれんそう（報告・連絡・相談）。以前、デザインの一部を消してしまったことがあります。それはタペストリーの隅に印刷されるはずの小さな品番記号。その時は幸いにも出荷前に気付いたので事なきを得ましたが、それからは少しでも疑問に思ったら先輩に尋ねて常に正しいデータを次に回すことを心掛けています。

一見相反する目標に向かって頑張っています。この２つの目標を克服するために先輩のアイデアで最近始めたのが、作業している画面を録画し後でその動画を見て振り返るというもの。作業中は集中し過ぎて立ち止まって考えるということが難しいのですが、振り返りでは変な緊張感がないのでより良い手順を思いついたり、ミスに繋がりそうな作業のやり方を発見したり。そして先輩のアイデアがもう１つ。わたしは大型のパネル幕（複数の生地を繋げて1枚にする）の継ぎ目部分の分割が苦手で、少しズレてやり直すことが多々ありました。今は数をこなすことが上達の近道と、パネル幕係を拝命。振り返りとパネル幕係をするようになってから、少しずつですが目標に近づいていると実感できるようになりました。

私が入社するまでチーム内のコミュニケーションツールはチャットでした。それができるのは既に互いのことを十分知っていて信頼関係が出来ているから。入社して右も左もわからない状況の私は、チャットにすごく戸惑ってしまって。それを見て最近コミュニケーションツールが進化しました。週に1度、朝のミーティングとランチタイムにミーティングをするように。
どうすればみんなが働きやすい環境を作れるか、必要であればすぐにやり方を変える。そんな会社と先輩方だから、今の私の目標は早く一人前になってお世話になっている先輩方の仕事を分担し、負担を減らすこと。早く恩返しできるようにと、日々頑張っています。